無心の一呼吸

IMG_0549_2たったの一呼吸、無心になってみましょう。

私達は、一日中呼吸をしていますが、呼吸だけを意識することはほとんどありません。

呼吸が苦しい時か、ヨガ、気功、瞑想などの修練をしている時くらいでしょうか。

私達の内面、マインドの状態と呼吸とは、密接に連動しています。

なので、禅では坐禅を組む時、心を鎮める為にまず調息(息を整える)をします。

また、修練としての呼吸法には、様々な方法があります。

 

しかし、たったの一呼吸の中で、実はどれだけの事が起きているのか、どれだけの可能性とパワーが秘められているのか・・・知っていますか?

 

 

そういえば以前、14歳の少女がネットいじめをなくす為の斬新なアイデア、「Rethink」というシステムを開発したと、ネットのニュースで見たことがあります。

それは、送信者が人を傷つけるようなワードを入れて送信する時に、「本当に送りますか?」というメッセージを表示するシステムです。実験の結果、なんと93%の若者がその投稿を取りやめたといいます。

送信ボタンを押すか押さないか、そのほんの数秒、正に一呼吸で、その後起きうる様々な人生ドラマが変わり得るという事です。

逆に言うなら、それほど人はほぼ無意識に思考し、行為しているということが分かります。

過去の記憶に基づいて刺激ー反応し続ける機械のようなものです。故に、ほぼいつも同じ様な思考、行動パターンが繰り返される訳です。

 

貴方がもし、このような繰り返しの無意識パターンに飽き飽きしているのならば、全く新鮮な経験へと歩を進めたいのならば、無心の一呼吸の練習をし始めてみて欲しいと思います

 

同じ繰り返すのならば、いつもの思考ー行動パターンよりも、無心の一呼吸を繰り返し練習して下さい。(笑)

何かふと迷った時、何かを選択する時、ちょっとした違和感を感じた時など・・・そのまま考え続けないで、ストップし、ただ呼吸と共に無心になってみるのです。無心は、時間の長さは重要ではありません。大事なのは深さです。だから、一呼吸で充分です。

しかし、初めは無心といっても浅いので、何も分からないでしょうし、ピンと来ないでしょう。それでいいのです。気にせず軽い気持ちで、ふと思いついた時に繰り返し練習して下さい。そのうちにどんどん深くなって行きます。

 

例えて言うなら、海で泳いでいて、波立ち続けている海面に顔を浸けることから初めて、徐々に海の底に向かって素潜りする練習をするようなイメージです。ちょっと潜った程度では、表面の波の力にもって行かれますが、深く潜れば潜る程、波の影響はなくなり静寂になって行きます。

Deep Blue のジャック・マイヨールのように、ある領域を越えると、もう海面に戻って来たくなくなるでしょう。

 

静寂を越えた、沈黙のみ!

 

沈黙に留まる者さえいません。